ワカサアグリ21

愛媛県視察旅行

7月13日、14日にワカサアグリ21の研修旅行で愛媛県に行ってきました。
初日、ヴェルファイアをレンタカーで借りていざ出発!
と思ったら、長橋さんがヒッチハイクの兄ちゃんを引き連れて参上。どうやら日本海側から日本一周していたようで、
彼曰くメンタルを鍛える旅だそうです。
急遽4人から、賑やか5人で、約5時間かけて愛媛に上陸しました。
最初に行ったところは農福連携。障害者の方々と自然栽培をやられている「佐伯康人」さんのところにお邪魔しました。
佐伯さんとは、以前石川県の自然栽培講習会の時にお会いして、今回現地を見させていただく運びとなりました。
元ロックミュージシャンのファンキーな方で、一年中サンダルで過ごしたいと言っていました。
昼ごはんは最近オープンしたばかりの「青空ベジイ」でご馳走になりました。
素敵な雰囲気のお店でしたので、愛媛に行かれた方は是非寄って見て下さいね。
その後、畑、田んぼ、鶏小屋と見せていただきました。何箇所にも農地があり、端から端まで行くのには2時間もかかるそうです。また全てが耕作放棄地だったそうで、
現在も作ってくれという耕作放棄地があれば受け入れているようです。
現地で一番驚いたのは、田んぼでした。となりの田んぼは生い茂っているのに対して、佐伯さんのところは植えてあるのかないのかという状態でした。
まさにアウトローという感じでございます。
一本植えで、植え付け時期も普通とは遅いようで、佐伯さん曰く慣行の田んぼは昔より一ヶ月くらい早く植えるようになったのではないかと言っていました。
周りの情報に流されずその土地の気候、土などを見て自分で判断する。
見習いたいものですね。
そんなことで、一日目の視察は終わりました。佐伯さん長い時間どうもありがとうございました!

この日の夜は、愛媛県内の青年農業者と交流会でした。
今年、福井から愛媛に行った大福さんとも合流して楽しい時間を過ごせました。
ちなみにヒッチハイカーの兄ちゃんは、飲み会後、愛媛の農業者の岡崎さんが世話をしてくれるということでバトンタッチ。
短い時間でしたがここでお別れです。おそらくこの瞬間もまたどこかで旅をしていることでしょう。

2日目
午前中は特に予定を入れていなっかたので、道後温泉と松山城に行きました。
温泉は平日の朝方だったので空いていてゆったりできました。
その後、大福さんの紹介で「OCファーム暖々の里」の長野さんのところにお邪魔しました。
長野さんのところは玉ねぎ、キャベツ、アスパラ、水稲、きゅうり、果樹など20ヘクタール以上やっている大規模農家で、
長野さん自身は、アメリカに農業の勉強をしに行ったりと、非常にアグレッシブな方でした。
主に意見交換という形でお互いに色々と話をしてきました。
印象的だったのは、もう農業やっていけないなと思ったことが何回かあると言っていたことで、ふと決算書を見ると赤字で、
これはヤバイと思って、面積拡大を図ったところさらに赤字が増えたとのことでした。
その時は、嫁さんに服も買ってあげられないような状況で、一人バイクで海沿いを叫んで走ったとか。
面積拡大でロスがでたのと、決算書などの数字も年1回しか見ていなく、現状を把握しきれなかったようです。
その後経営の勉強などをやり始めたようです。
これは、かなり自分にも当てはまるなと勉強になりました。
長野さんのところの伊予柑ジュースは、甘酸っぱくおいしかったです。愛媛に行ったさいには是非どうぞ。
長野さんも長時間ありがとうございました!

帰り途中、最後に行ったところは日本最大級の直売所「さいさいき屋」
カンブリア宮殿にもでてましたね。
無茶苦茶広いな~という印象ではなかったけど、大きかったのかな?
肉、魚なども売っていて、さながら新鮮なスーパーマーケットといったところだろうか。
野菜の種類は色々と豊富にあったように思います。
愛媛に行った際にはどうぞ。

とまぁかなり長文でしたが、またこの研修を糧に仕事がんばろっと。
それでは。

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